電子テキスト

最近の漢籍電子テキスト事情2020年版

以前にも同様のテーマで書いたことはあるのだが、内容がだいぶ古びてしまったので、稿を新たに書こうと思う。なお使用料が必要とか授権使用とか面倒くさいあたりのところは当方は関知しないのであしからず。 台湾中央研究院漢籍電子文献資料庫 http://hanji.…

漢籍電子文献のトップページがおかしい

中央研究院漢籍電子文獻 http://hanji.sinica.edu.tw/ cover2.htmlが消えてることで、トップページがおかしい。 上フレームをクリックすれば http://hanji.sinica.edu.tw/cgi-bin/handy/ftmsw3 が出てくるので、問題はないといえば問題ないが……。 漢藉電子文…

最近の寒泉事情

中国史や中国古典文学界隈では、お世話になった人も多いはず、陳郁夫老師の「寒泉」ですが。 故宮【寒泉】古典文獻全文檢索資料庫 http://libnt.npm.gov.tw/s25/ のアドレスが知られてますね。 なにやらいつの間にかコピーが現れています。 http://1062895.k…

Wikipediaの中国史人物記事をめぐるささめごと

以前、どっかでボソッとつぶやいたことがあるんだけど、中国正史に立伝されてる人物の記事をWikipedia日本語版でほぼフォローできるようになるのは、2025年くらいが想定される。今のペースならそのくらいかな、という亭主の勝手な憶測─願望含む─である。記事…

中国史Togetter

Twitter上の議論をまとめたTogetterも玉石混淆しつつ「歴史」のアーカイブとなるのかいなと呟く今日このごろ。 お菓子っ子さんによる古代中国の共通語事情 http://togetter.com/li/313259 後漢末における経済問題 http://togetter.com/li/313911 お菓子っ子…

Wikisourceの中国史籍テキストはどのくらい使えるか

Wikisource中文版の「史書」 http://zh.wikisource.org/wiki/Wikisource:%E5%8F%B2%E6%9B%B8 から中国史料の電子テキストのいくつかを見ることができます。 テキストの質はどうかというと、Wikisourceテキストの信頼性はやや低いです。中文Wikiは繁体字表示…

いろいろ迷った

Wikipedia日本語版に「西高穴2号墓」の記事を書いた。アマチュアのくせに出しゃばりでブログに関連のことをテキトー書き飛ばしている俺の任ではないような気も凄くしたけど。そもそも項目名からして迷った。Wikipedia中文版のように「曹操高陵」とするのは一…

洛禊賦

洛神賦じゃないよ。

俺はWikipediaん

Wikipediaの遼史あたりの人物記事をちくちくと埋めていたのですが、アマチュア的限界に達したこともあり、また別方面に転進いたします。また南北朝あたりをうろうろするかな。 オラの投稿記録を晒すっと。

西周金文を起こしてみた

「[害夫][白匕殳]」こう表記するしかないのか? 西周の厲王自作とされる青銅器の銘文。「[害夫]」が厲王の名として伝わっている「胡」に通じると考えられている。 王曰有余隹[小子]余亡[ウ康]晝 夜笒雍先王用配皇天簧 黹朕心墬于亖方肆余以 餯士獻…

Wikipediaで中国史人物記事を立てるための工房方式

はっきり言えば非推奨です。こんなやりかたで新記事立ててるよ、なんて公言したら怒られます、たぶん。工房方式とか呼んでますが、中の人はひとりしかいません。まずはどっかから正史列伝の電子テキストを引っ張ってきます。 http://www.sidneyluo.net/a/a.h…

全ルビで書いてみるテスト

太任(たいじん)は文王(ぶんおう)の母(はは)にして、摯任氏(しじんし)の中女(ちゆうじよ)なり。王季(おうき)娶(めと)りて妃(ひ)となす。太任(たいじん)の性(しよう)、端一誠荘(たんいつせいそう)、惟(こ)れ徳(とく)をこれ行(おこな)ふ。その娠(しん)あるに及(…

『大越史略』巻下

越史畧卷下 神宗 諱陽煥,聖宗之孫,崇賢侯子也。母杜氏。生三歳,仁宗養於宮中,立為太子。以天符慶壽元年十二月即位於柩前,殯仁宗於壺天殿。癸未,成服。乙酉,王御天安殿視朝,即日除服,因幸那岸,觀宮女上火壇殉仁宗葬。 大順元年(西暦1128年),辛卯…

『大越史略』巻中

越史畧卷中 阮紀 太祖 諱藴,姓阮氏,北江古法人也,母范氏。以太平五年二月十七日生。幼而聰睿,器宇恢豁,逰學於六祖寺,僧萬行見而異之曰:“此非常人也,强壯之後,必能濟世安民,為天下主。”及長,慷慨有大志,不事產業,好涉獵經史。應天中,事中宗。及…

『大越史略』巻上

越史畧卷上 國初沿革 昔黄帝既建萬國,以交趾遠在百粤之表,莫能統屬,遂界於西南隅,其部落十有五焉,曰交趾、越裳氏、武寧、軍寧、嘉寧、寧海、陸海、湯泉、新昌、平文、文郎、九真、日南、懐驤、九德,皆禹貢之所不及。至周成王時,越裳氏始獻白雉,春秋…

Unicode版寒泉こわれた

Unicode版寒泉古典文獻 http://120.126.128.141/coolspring/index.htm CGI Error The specified CGI application misbehaved by not returning a complete set of HTTP headers. The headers it did return are: どうにかしてくれ。

流行らせたいもの

( ≼☸≽◟♊◞≼☸≽◟) キョェェェェーー! 虚栄ーー! 絶讃絶叫営業中!

Wikipediaはレファレンス機能を強化すべき

☝まあ「要出典」の言い換えでしかないけど、Wikipediaにとっての理想の記事は学術論文の様式を少し一般向けに砕いたものと思う。多数の先行論文・既存文献からの引用をしながら、参照引用元を脚注に落として、記事の水準を学術的にも保つこと。 ある項目につ…

墨子の故郷をめぐる工作

墨子の故郷が山東省滕州なのか、河南省平頂山なのか知ったことではないが、 Wikipediaでおらが村こそ偉人の故郷をやられては困るので、 俺は黙ってリバートした。参考1:Wikipedia中文版「墨子」 参考2:Wikipedia英語版「Mozi」

Wikipediaで中国史系人物記事を増やすこと

こつこつとWikipediaで人物記事を増やしているあちきである。しかしこんなマイナー人物たちを埋めるより先に、高熲とか牛弘とかの重要人物の赤リンク消せよ…と自分でも分かっているのだが、どうしても書くことができない。

『漢書』古今人表

『漢書』古今人表の肝腎の表部分の電子テキストがいまだにネット上にない。誰か作れ。

最近の漢籍電子テキスト事情

中央研究院漢籍電子文獻は、1.3版飛んだ。 http://www.sinica.edu.tw/ftms-bin/ftmsw3に行くと、 http://dbo.sinica.edu.tw/~tdbproj/handy1/index.html?に飛ばされてしまう。つまり現状では2.0版しか見られない。 Unicode版寒泉、故宮寒泉、中華文化網あた…

初めてWikipediaの新着記事に挙げられた

亭主の書いたwikipedia:楊忠がWikipediaの新着記事に挙げられ、メインページを飾りました。 2009年3月12日(木)14:00(UTC)から、たぶん13日の同時刻ぐらいまでメインページの新着記事のところに出てると思います。 それ以降については、もし興味があれば(ふ…

鎖骨

鎖骨(Wikipedia) 「鎖骨」という名称は、古代中国で脱走を防ぐために囚人の体に穴を空けて鎖を通した場所がこの部位であったことに由来する[要出典]。 ブクマにも書いたけど、この部分はたぶん嘘だと思う。 菩薩とか得道の人とかが鎖状の骨を持っていると…

いつも思うがこの手のことは台湾すごい

電子文獻開發與利用(國立台北大學古典文獻學研究所) リンク切れもままあるが、結構使えるリンク集。 ところで台北大学はUTF-8の寒泉を復活させてくれんものかのぉ。

ウィキペディア三題。

1.日本語版の記事数の予測。 ウィキペディア日本語版の記事数は2009年1月の段階で55万本くらい(大雑把にいって)。 去年一年で増えた記事は10万本くらい(もっと大雑把にいって)。 英語版・独語版・仏語版・ポーランド語版に次ぐ5位の記事数。 予測を言…

漢籍電子文献消えた?

漢籍電子文献資料庫@台湾中央研究院歴史語言研究所の旧バージョン削除(天漢日乗)1.3版、2.0版、3.0版、ともに入れず。ここから入るしかない模様。ううっ、使いにくい。情報求むです。

frengly.comの翻訳

日英仏伊西独中韓露など24の言語に対応した翻訳サイト -frengly.com(コリス) こんな記事があったから試してみたよ。

Wikipediaのページビュー

マイナー記事でもこれだけアクセスされているとなると、なかなか恐ろしい。下手なことは書けまいと思う。 http://stats.grok.se/ja/200810/%E6%96%9B%E5%BE%8B%E9%87%91 http://stats.grok.se/ja/200810/%E5%85%83%E9%A1%A5 http://stats.grok.se/ja/200810/…

樹の下に寝てたから木下

中国正史の日本伝の中でも最もおかしな記述で知られている『明史』日本伝で、やっぱり一番ツッコミどころのあるところはここだよね。