2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『シュトヘル』の別克帖児

シュトヘル 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)作者: 伊藤悠出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/10/30メディア: コミック購入: 14人 クリック: 134回この商品を含むブログ (66件) を見る『シュトヘル』2巻にモンゴルの将軍ベクテルが出てきましたね。 この人…

『古代江南の考古学』

古代江南の考古学―倭の五王時代の江南世界 (白帝社アジア史選書)作者: 羅宗真,中村圭爾,室山留美子出版社/メーカー: 白帝社発売日: 2005/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (1件) を見る羅宗真著、中村圭爾・室山留美子編訳『…

ののワが世界を救う日

(のヮの)

『古代中国の虚像と実像』

落合淳思『古代中国の虚像と実像』(講談社現代新書) 『甲骨文字に歴史をよむ』『甲骨文字の読み方』の著者が新石器時代から三国時代まで手を広げて語った本。……けっこう売れてるらしいですね。しかし正直言いましてあまり他人にオススメしたくない本です。『…

お徳アイテム

『シュトヘル』2巻を読んでたときに、ふとお経の書かれた回転車を一回まわすごとに、お経を一回読んだ功徳が積めるというショートカットアイテムのことを思い出して、あれは何ていうんだっけと検索したら、「マニ車」だった。 なぜこんな連想をしたのか、我…

『リトル・リトル・クトゥルー』

リトル・リトル・クトゥルー―史上最小の神話小説集作者: 東雅夫出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2009/01メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 53回この商品を含むブログ (36件) を見る東雅夫編『史上最小の神話小説集 リトル・リトル・クトゥルー』(学…

ヴェトナムの漢籍

http://www.nomfoundation.org/nlvnpf/index.php?IDcat=2&cat=3 影印画像ばかりだが、このへんからたどっていくといい。 もう少し漢字圏への配慮があれば嬉しいのだが。 もっと露骨にいうなら、電子テキスト誰か起こして呉れっ!

古墓の上に別荘が建った話

王安石の兄貴の王安仁の墓が南京市の将軍山で見つかって、その墓誌銘は曾鞏の文集に記録されたものと合致していたりしたわけですが、その将軍山古墓群の上に新しい別荘が建っちゃったりしてるそうです。将軍山古墓群は明の功臣沐英の墓があったりなどもして…

三百将はたぶんいない

▼秦軍の兵種による分類 材官(歩兵) 騎士(騎兵) 軽車(車兵) 楼船(水兵) ▼秦軍の材官(歩兵)の編制 伍(5人)といい、伍長一人を置く。 什(10人)といい、什長一人を置く。 屯(50人)といい、屯長一人を置く。 百(100人)といい、百将一人…

神はサイコロを振らない

哀公、孔子に問いて曰く、「吾れ聞く、『君子は博せず』と。これ有りや」と。孔子曰く、「これ有り」と。公曰く、「何のためぞ」と。対えて曰く、「その二乗あるがためなり」と。公曰く、「二乗有れば、則ち何がために博せざるや」と。子曰く、「それ悪道を…

『唐代の国際関係』

石見清裕『世界史リブレット97 唐代の国際関係』(山川出版社) ブックレットだから概説書に毛の生えたようなことしか書いてないだろうと高をくくっていたら、 以上の三種の考え方は、唐代国際体制の静的構造をとらえようとするものであるが、いずれも十分に…

『ノモンハン戦争』

田中克彦『ノモンハン戦争 モンゴルと満洲国』(岩波新書) モンゴル側の視点に寄りそったノモンハン事件(ハルハ河戦争)の書。ノモンハンそのものよりも、モンゴル近代史として読んだほうがいいかもしれない。モンゴル人民共和国のハルハ、満洲国のバルガ…

五代づくし

生存報告――いちおう生きてますよ。 群雄堂書店東洋史部さんから、マルコさんの『乗雲 第一章 河中の秋』と門田鳳雛さんの『宦官列伝 後唐篇』を送ってもらいました。 読むのがいつになるか分からないですが、五代づくしですよ。