「將軍乃有宇宙之號乎」

梁書』巻56列伝第50
景はまた詔を矯りて曰く「…(中略)…相国に宇宙大将軍、都督六合諸軍事を加うべし。余は悉く故の如し」と。以て詔文を太宗に呈す。太宗驚きて曰く「将軍乃ち宇宙の号有りや」と。

侯景はまた詔と偽って「…(中略)…相国(侯景)に宇宙大将軍、都督六合諸軍事の位を加官せよ。余官はすべてもとのままとする」といった。その詔文を太宗(梁の簡文帝蕭綱)に見せた。太宗は驚いて「将軍に宇宙の号があるのか!」といった。

ここの「乃」(すなわち)は強調の乃。そりゃ驚くわ。