後漢のキセル

1900年前に喫煙・飲酒の習慣!古墳からキセルや酒盃―湖北省十堰県(レコードチャイナ)

2008年10月19日、湖北省十堰県で湖北省考古研究所のメンバーらが東漢時代の古墳を発掘、中から酒盃やキセルが出土した。
(中略)
これにより、1900年前には喫煙や飲酒の習慣があったことが明らかにされた。これまで、中国に喫煙の習慣が伝来したのは16世紀後半から17世紀初頭にかけての明代と推定されてきたが、これまでの定説が覆る可能性がある。

酒器は殷代からありますから、とくに驚く話でもないですが、キセルは驚きですね。まずタバコは新大陸伝来のはずですから、事実関係が報道のとおりとするなら、
1.後漢の人がタバコをキセルで吸っていた!
2.後漢の人がタバコでないなにかをキセルで吸っていた!
3.キセルに見えるけど、実は用法の異なるなにか
4.晋の周処の墓のアルミニウムみたいに後世の混入とか
5.年代鑑定の誤りとか
6.そもそもでっち上げとか
ほかに可能性はあるかな…。2.3.あたりが可能性高そうに思いますけど。もしも後漢の人とネイティブ・アメリカンとの交流があって、タバコが古代の中国に伝来してたりしたら、楽しいですね。

http://www.tobaccochina.com/culture/history/wu/200810/20081021142317_328775.shtml