好きな時代1位はそれでも「昭和 (戦後)」

日本人が好きな日本の歴史上の時代(社会実情データ図録)
1983年の調査と2007年の調査の比較。
「1983年データなしは当時選択肢なしか12位未満。」と注記されているということは、2007年の調査にある選択項目で1983年の調査にはなかった項目があるということですね。選択肢が多ければバラけるのが当然ですし、完全にフェアな比較ではないということです。複数回答というのにも罠がありそうですし、だいたい1983年の11位がどこへ行ったのかも謎です。資料じたいに不備がありそうな感じもします。
さておき、2007年時の16歳以上では、昭和に体験的リアリティーをほとんど持たない世代も出てきているはずです。「昭和は遠くなりにけり」です。それでもなお好きな時代の1位が「昭和 (戦後)」(27%)だと言ってもいいのではないかと思います。
「戦国」「安土・桃山」「江戸」あたりの増加傾向も興味深いです。
「昭和 (戦前)」「大正」「明治」に体験的リアリティーを持つ人も減ったと思うのですけど、これも意外に減っていないようです。
これで「平成」を加えたとき、どういう結果が出るのかも見てみたい気がしますね。