益徳

『十七史商榷』巻四十一

張飛の字が益徳であるのは甚だ明らかなことであるが、『古今逸史』の中で刻するところの『華陽国志』劉先主志では「翼徳」と作っており、甘粛蘭州でも同じく刻している。これはみだりに人の改めるところである。