原泰久『キングダム』

ヤングジャンプ連載中の戦国末期〜秦ごろが舞台のマンガ。
信−主人公。将軍に成り上がる野望を胸に抱く少年。苗字がないが、いまのとこ李信説が有力。
漂−信の友人。秦王政の影武者としてスカウトされる。
政−秦王政。のちの始皇帝ツンデレじゃなくツンツンな少年王様。
河了貂−山の民の少年、というよりお子様。オリジナルキャラ。
呂不韋−言わずと知れた「奇貨置くべし」な秦の宰相。『史記呂不韋列伝参照。
昌文君−秦王政の忠臣らしい。実在人物なので、のちに相国にのぼるはず。
成蟜長安君。秦王政の弟。『史記』始皇本紀によると、始皇八年(前239)に軍を率いて趙を攻めたとき、反乱。屯留で殺される。本作の経過はそうなっていないので、どういう死に方するか今のところ不明。
王騎−王弟派の将軍。王齮のことかと思ったけど、王齮なら始皇三年(前244)に死んでるからなあ。王翦のことと主張する向きもあるが、僕は賛成しない。とりあえずオリジナルキャラ。
ムタ−南越からスカウトされてきた刺客。もしかして趙佗(尉佗)がモデルかもしれないが、それにしては愛嬌がありすぎだ。「ムタの生命力は脅威だべ」!