『北東アジアの中世考古学』

アジア遊学107 特集 北東アジアの中世考古学』(勉誠出版
現在のロシア沿海州・中国東北地方・北朝鮮にまたがる地域の考古学の本。サハリン地域も少し入ってます。時代的には渤海・遼・金代あたりがメイン。城址の遺跡の紹介がけっこう多いです。最新の考古的知見に基づいて描き出された鉄器や陶磁器が大量生産されて流通する社会像は、半農半猟の素朴な社会というかつてのイメージをくつがえしていきます。