中国「生き埋めになった奴らも死んだだろ？少数民族居住地を封鎖して爆破しようぜ」 （働くモノニュース 人生VIP職人ブログwww）
例によって例のごとく２ちゃんらしい煽りな題がつけられていますし、レコードチャイナの記事の「当局は既に近隣の安県安昌村に北川県市街を移設することを決めている。安県は北川県から約20kmの距離。」の部分をあえて引用しないというのも作為を感じますが。中央通信社（正しくは「中央通訊社」、台湾の国民党系通信社です）の元記事は以下のようなもので、基本的なところはレコチャイの翻訳で間違いないようです。
http://www.cna.com.tw/specnews/content.aspx?E_title=200805230150&strno=0490
四川省北川縣長眠地底 2008-05-23 13:59:56
北京當局二十一日對四川省北川縣進行最後收網式大搜索後陸續撤離，廢墟所有殘存建物、嚴重走山的縣城兩旁大山都將被爆破夷平。
一名搜救隊員留下最後影像的鏡頭，代表著這座中國唯一羌族自治縣，自此將從地圖中消失。
北川建城於一千四百多年前的北周武帝天和元年（西元五六六年），位於四川盆地西北部，面積兩千八百六十七點八三平方公里，距綿陽市七十二公里，距省會成都一百八十六公里。
據史籍記載，北川是古代治水英雄大禹的出生地，被稱為「神禹故里」。
在中國共產黨歷史中，北川也佔有一頁，它是紅軍長征路過之地。
一九三五年，北川人民參加、支持紅軍，奪取千佛山戰役勝利，讓紅四方面軍得以持續向西挺進與中央紅軍會師，往後被定位為「革命老根據地」。
北川羌族自治縣政府官方網站上的「熱點新聞」，至今仍停留在五月十二日地震發生當天的新聞，「北川縣情」欄中，形容全縣山巒起伏，溝壑縱鋤ﾒ，境內氣候溫和，四季分明，雨量充沛，不但具有天然資源，也有豐厚的旅遊資源。
根據官網的數據顯示，北川縣轄區三鎮十三鄉，兩百七十八個行政村，總人口十六萬一千人。
特別的是，境內羌、藏、回、苗、壯、土家、滿、黎、維吾爾、基諾、達斡爾等少數民族，共有八萬一千餘人，佔全縣人口的百分之五十點五，其中羌族七萬七千兩百多人，佔少數民族總人口的百分之九十五。
二零零三年七月六日，中國國務院同意將北川縣改制為四川省北川羌族自治縣，縣政府設在曲山縣。
在確定沒有倖存者後，援救人員二十一日下午六時起展開撤離行動。
北川縣委書記宋明和北川縣縣長經大忠向廣州「南方都市報」表示，接下來將會封鎖縣城，主要是出於防疫的考慮。
駐守縣城上游大壩的官兵和知情人士表示，按照現有方案，北川縣城廢墟內的剩餘建築，將會被集中爆破，屆時還會將縣城兩邊的景家山和王家巖大山進行部分爆破，以掩埋廢墟。
當局已初步選定鄰近的安縣安昌鎮，為重建北川縣城的新址，距離北川舊縣城約二十公里。
ちなみに中央通信社の記事には続報があります。
http://www.cna.com.tw/specnews/content.aspx?E_title=200805250075&strno=0490
中国国土資源部と中国地質科学院の専門家は、北川県の新市街を安県安昌鎮ではなく、北川県南の擂鼓鎮に置くべきだと主張しているようです。
僕が２ちゃんの人たちほどナイーブな気持ちになれないのは、漢の長安城と唐の長安城の位置が違うとか、１３世紀を境にサマルカンドの都市の位置が違うとか、そんな実例をいくつも知ってる歴史オタだからです。今回の災害を悲しむ気持ちは人並みにありますが、県城の移転じたいで驚いていたら歴史屋はやれませんから。
追記：スレ上には北川県と核施設との関連を論じる向きがありますが、北川県に核施設があるという情報は現時点ではありませんね。とくに問題になっているのは広元市の施設「プラント８２１」だろうと思います。
