漢の六安王劉慶の墓

安徽省六安市三十里鋪鎮双墩村で漢の六安王劉慶の墓とみられるものが出土しています。
六安王劉慶は、前漢の景帝(劉啓)の孫にあたります。景帝の子に膠東王劉寄という人がいますが、劉慶はその末子です。武帝(劉徹)の甥といってもいいです。
漢書』景十三王伝に伝がありますが、劉寄の末子であることと、六安王に立てられてから三十八年で薨去したことしか分かりません。
六安王に封ぜられたのが武帝の元狩三年(前120)ですから、昭帝(劉弗陵)の始元五年(前82)ころに亡くなったものでしょう。
主棺は六安市の皖西博物館に移されて調べられているようです。

安徽省前漢の諸侯の墓を初めて発見(チャイナネット)
http://japanese.china.org.cn/txt/2007-01/09/content_7626008.htm
安徽省「六安王」漢墓で千年前の酒などを発見(チャイナネット)
http://japanese.china.org.cn/culture/2007-01/25/content_7710814.htm
(↑二千年以上前です。「千年美酒」という中国語の比喩表現をそのまま日本語にしてしまったものと思います)
西漢代の王族の墓を発見、厳重な警備のもとのお宝発掘―安徽省六安市(Record China)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=4904
(↑写真がたくさんある記事はこれ)