高校必修科目履修漏れの例の件に思うこと

僕が高校卒業したのは早15年ほど前の話になる。
そのころ世界史は必修じゃなかった。
高校1年で公民現代社会(必修)を履修して、2年3年時に世界史・日本史・地理の選択科目から(文系は)2科目選択して履修することになっていた。僕は世界史・日本史を選択した。しかし3年時に受験に必要な1科目にしぼれという話になって日本史を捨て、世界史1科目にしぼった。本来履修すべき日本史の授業で世界史の授業がおこなわれ、僕の高校日本史履修は2年時に進んだ織田信長の手前あたりで止まっている。必修科目ではないが、(受験のための)選択科目の単位振り替えは僕らのころから行われていたということ。つまらんことを蒸し返せば、僕が高校卒業できたのもおかしいのかもね。まあとっくに時効だろうし、遡って卒業取り消しされることもないだろうけど。スケープゴートにされた今年の高校3年生が悲しいよ。別にかれらは自分のせいでもなく、授業をさぼったわけでもないのに、新たな負担をおわないと卒業させないって宣告されてるんだから。
さらに雑感。僕らのころから世界史は覚えることが多く、地理が比較的簡単とはいわれていた。でも好きこそ物の上手なれ、僕個人にとっては世界史は点取り問題だった。世界史をきらう人の心情は本当のところではよく分からない。面白いと思うのに。
さらにさらに、単位の振り替えって言葉は、大学時代のほうがよく聞いたけどな。高校のときは単位という言葉じたいあまり聞かなかった。