鬼谷子

鬼谷子は、「姓が王で、名が詡」とされていることが多い。
かれの出自は、「晋の平公のときの人」とするものと、「楚の人」とするものの二種類に大別されるようだ。
晋の平公(在位前558〜前532)のときの人だとするなら、蘇秦や孫臏に教えられるわけがないから、鬼谷子を称する人が複数人いたという説が支持される。
鬼谷子が歴史上ひとりしかいないのであれば、「晋の平公のときの人」が間違いか、蘇秦や孫臏の師であったのが間違いかのどちらかとなる。