李世民の血統

おもしろい文章みっけ。
http://www.tianya.cn/publicforum/Content/no05/1/31767.shtml
さて、唐高祖(李淵)の妻の竇氏が紇豆陵氏なのはいいとしてさ、「匈奴化した漢人」だと言っちゃうのはどうなんだろ?後漢の竇章の子が匈奴に逃亡して部落大人となったとして、それで仮に竇毅がその竇章の子のほんとうの子孫だとしてもさ。何世代も匈奴にいた一族を「匈奴化した漢人」だと言ってそれが妥当なのかなあ?
それに輪をかけて疑問なのが後段で、「竇毅が漢族血統60%、匈奴血統30%、鮮卑血統10%をもっていると仮定する」。無意味な仮定で〜。「李世民の漢族血統で最も保守的な値は76.25%」。あっ、そう、無意味な数字に思えるけど。たぶん筆者はいわゆる「胡族国家論」や「拓跋国家論」に反論してるつもりなんだろう。やっぱり他の人もこの議論におかしいと思ったらしく、「血統で民族を分けるのはおかしい」というツッコミが入る。そこで、この文章の筆者曰く、「私はスターリン(の民族の定義)に反対する」、「民族を分けるのは、血統第一、文化第二だ」、「炎黄の子孫で英語を話すのは、それはかれがアメリカかイギリスの漢族である」などと、訳の分からないことを叫びはじめる。えー、日本人は呉太伯の子孫だから、日本の漢族かもね?(笑)