阿育王塔の仏舎利

お釈迦様の骨が入っているアショーカ王のパゴダ(エルエル)

この写真は今月11月の22日に撮影されたもので、中国の江蘇省の南京にあるチャンガン寺というお寺の秘密の地下室にあったアショーカ王のパゴタだそうで、中にはお釈迦様の頭の骨が入っていると信じられているそうです。

お釈迦様の骨は日本語だと「仏舎利」とか呼ばれますが、書いてあったところによると今までは中国陝西省のファーメン寺って言うところある「指の骨」が唯一の残っているものだと考えられていたそうです。

エルエルさんは英語の報道しかあたっておられないので、相変わらず中華系記事は分かりにくいですね。「チャンガン寺」は「長干寺」です。ちなみにこの地下遺跡は便宜的に金陵「大報恩寺遺跡」と呼ばれているのですが、どうやら大報恩寺ではなく、北宋の長干寺らしいという事情はこちらに
「中国陝西省のファーメン寺」は法門寺です。

って。なんか日本とかあちこちにこの仏舎利のお話ってありませんでしたっけ?

そういう事情はここででも。仏舎利ってニセモノだらけですよ。

ちなみにその見つかった箱を「パゴダ」っと書いてあったのですが、一般的にパゴダって言うと先のとんがってる建物のことを言うんだと思ってたんですが、この発見されたモノもパゴダって書いてあるのです。詳細はエルエルにもわからん。

中国での報道では「鎏金七宝阿育王塔」あるいは単に「阿育王塔」です。塔を英訳するのに、pagodaってしただけ。これまたウィキペディアででも。「英語 (Pagoda) では仏塔一般を示す」そうです。

近ごろの南京大報恩寺遺跡の阿育王塔関連の報道はこんなもんですね。
http://www.china.com.cn/culture/txt/2008-11/23/content_16810414.htm
http://www.china.com.cn/culture/txt/2008-11/22/content_16808131.htm
http://www.china.com.cn/culture/txt/2008-11/20/content_16797366.htm
http://www.china.com.cn/culture/txt/2008-11/19/content_16790260.htm
http://www.china.com.cn/culture/txt/2008-11/14/content_16763421.htm
http://www.china.com.cn/culture/txt/2008-11/13/content_16757936.htm