うみねこのなくころに第一話

昨日、「うみねこのなくころに Episode1 Legend of the golden witch」を、メロンで買いました。プレイおよそ10時間で本編+お茶会読了。情報をえて裏お茶会でベルンカステル卿にも会いました。
ひぐらしよりパワーが落ちるのではないかと、ちとネガティブな予想をしていたので、予想の斜め上いってて良かったですね。斜め上が正統派クローズド・サークル・ミステリーってのがなんともあれですけど。ネットの評価はいろいろありますが、僕はけっこう好きですよ、こういうの。冬に出る(?)第二話が楽しみです。第一話が館ミステリなら、第二話は孤島探検(宝探し)かしらん。たぶんどんどん正統派から外れていくんでしょうけどね。
以下は、素人推理(いや憶測)でも展開しようかと。ネタバレするので、プレイする予定がある人は続きは見ないが吉かと。
今回は孤島ミステリーの王道で、クリスティー『そして誰もいなくなった』を意識しているのは間違いないので、初期に殺されたと見られた人間が生きているというネタは必ず使われているでしょうね。最初に殺された6人のうち顔を完全に潰されていた留弗夫・霧江・楼座は怪しい。中でも動機の面で霧江がいちばん怪しいです。18人が全員死亡すると、金蔵の遺産は霧江の子の縁寿に行きますしね。僕は、主犯霧江・従犯源次説を採りますね。あと真里亞はいいように利用されています。
傘を貸したのは−霧江。
6人殺害−霧江の身代わり遺体は薔薇園倉庫に隠してあった。蔵臼・留弗夫・楼座は夜中の大人会議中に紅茶に薬を盛って無力化し、あとで殺害。郷田を呼び出して殺害。6人目は夏妃になる予定だったが、紗音と遭遇したため、殺害。霧江と源次の協力で死体を薔薇園倉庫に運ぶ。
魔法陣・魔物をあしらった杭・密室・見立て殺人・手紙などのガジェットは、ベアトリーチェ伝説を利用して、残りの生存者を疑心暗鬼に陥らせることと、のちの捜査を攪乱することと、ふたつの目的があった。(苦しい…)
金蔵−呼び出されて自ら部屋を出たとみるのがやはり自然。ベアトリーチェの名を騙ったか。レシートは不明。
密室のチェーン−糸などをつかってチェーンは後からかけた。描写が少なすぎて、詳細は不明。
嘉音殺害−(死んだことになっている)霧江。
第三の手紙−源次が置いた。
熊沢・南条殺害−(ベアトリーチェの扮装をした)霧江と源次。源次のものとされる遺体は郷田の遺体を流用。
夏妃自殺−(ベアトリーチェの扮装をした)霧江に遭遇して仰天。しかし源次に後ろをつかれて制圧され、自殺にみせかけて殺される。
午前0時の時報−4人組は(ベアトリーチェの扮装をした)霧江に遭遇。霧江と源次に×される。
ワインボトルの手紙は捜査を混乱させるために霧江が真里亞に書かせた。
第一話を考えるとこのへんかな。主犯霧江説は自信あるんだけど、従犯は自信がありません。細かいトリックも吟味不足です。肖像画の碑文の謎なんかは、続作が出ないと解けないでしょう。単体の作品としての主犯が霧江でも、次の話では別の犯人になってるかもしれないですし。六軒島は、たぶん「六鍵島」でしょうから、六つの鍵があるのかな?六つのルールがあるのかもしれません、きひひひひ。ルールU、V、W、X、Y、Z、うーうー。