北朝村民の生活世界−朝廷、州県と村里

書虫で注文してた侯旭東『北朝村民的生活世界−朝廷、州県与村里』(商務印書館)が届きました。

  • 田園詩より歴史にいたる
  • 北朝の村落
  • 漢魏六朝の父系意識の成長と「宗族」
  • 北朝の「三長制」
  • 北朝の郷里制と村民の空間認識
  • 北朝の「市」:制度・行為と観念
  • 北朝并州楽平郡石艾県安鹿交村の個別事案研究
  • 造像記に見られる民衆の国家観念と国家認識
  • 北朝朝廷の視野の中の「民衆」
  • 結論に代えて:朝廷、州県と村里−北朝村民の生活世界
  • 付録一 長沙走馬楼三国呉簡に見られる「郷」と「郷吏」
  • 付録二 谷川道雄『中国中世社会と共同体』を評す

墓誌や造像記といった新出史料を駆使していることや、谷川道雄はじめ日本の研究もかなり参照されていることが印象的。