慨嘆

34歳にもなると、誕生日がぜんぜん嬉しくないなあ…。
「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」(『論語』里仁第四)。いろいろ解釈はあるのだが、僕は人間が真理を求める欲求の強さとその喜びを、素直にあらわした言葉だと思う。裏返して、人間が(とは限らず知的存在が)世界の全てを知覚した(悟った)とき、世界は急速に色褪せ、「死すとも可なり」なことであろう。ある意味解脱だな。それまでは貪欲に世界の知識をあさりつづけるだろう。(下のエントリともからむ)
人類の歴史は、農業革命・産業革命を経て、現在は第三の変革=情報革命の時期である。科学技術の進歩につれ社会の変革のサイクルは早まり、次は本格的宇宙進出の時代…かもしれない。しかし、技術的特異点のほうが意外と早くやってくる可能性もある。100年後くらいには、枕流亭亭主はサイバー・スペース上で半永遠を生きる知性として存続する予定ですので、みなさんよろしく!
とりあえず肉体を持っているうちに、地球一周ぐらいしてみたいものだなあ。エジプトのピラミッド見たいし、大英博物館には籠もってみたいし、シルクロード敦煌トルファンウルムチ…)も歩いてみたい。