以下、自分がこのように理解しているというだけで、正確な定義がこれであると言っているわけではない。あしからず。しかし東洋史であろうが西洋史であろうがファンタジー世界であろうが（笑）関係なく通じるように述べたい。
「豪族」である要件は、ある特定の地域で、相対的に強い権勢をもつ一族であるということである。地域の土地所有に基礎を置き、土着性も強い。
「貴族」である要件はより厳しく、血統的差別が社会的に容認され、当人たちが「高貴な」階級に属することを自覚し、社会的にも追認されることで発生する。「高貴な」と認められる階級の男女同士が通婚して代を重ねることで再生産される。ある程度長い期間世代を重ねて「高貴な」階級に属しつづけなければ、ふつう貴族とは認められない。
「豪族」と「貴族」の大きな違いは、その階級性と連続性において「貴族」のほうがより厄介な要件を負っていることだろう。
関連用語をかんがみるに、「小豪族」など、字面を追うと「小さくてつよい一族」なわけで、定義よりイメージ優先なタームだわな。「貧乏貴族」や「没落貴族」などというと、「貴族」は必ずしも強い権勢をもつとは限らないのだなとも思う。
質問コーナーの回答（水田のホームページ）
貴族と豪族って何が違うのですか？？分かりやすく教えて下さい。ヨロシクお願いします(*´∀｀)b゜＋．゜（Yahoo!知恵袋）
豪族（Wikipedia）
貴族（Wikipedia）
