2013-01-01から1年間の記事一覧

春申君の5人の子

『戦国策』楚策4の「楚考烈王無子」の章で、朱英が春申君に説く発言に「君相楚二十餘年矣,雖名為相國,實楚王也,五子皆相諸侯」という部分があります。この部分「君は楚に二十余年相たるかな。名は相国なりといえども、実は楚王なり。五子はみな諸侯に相た…

歴史的メタ思考

私たちがWWW上に日々書き捨てているよしなし事でありますが、もし間違って遠未来にまで残されて、トランスヒューマンだかオーバーロードだか超越知性だかそれ以上だかに拾われて、徹底的な裁断だの分析だの解析だのにかけられたのなら、それは喜ぶべきことで…

索度真と斛斯蘭

『宋書』巻51の宗室伝に 「義熙元年,索虜托跋開遣偽豫州刺史索度真、大將軍斛斯蘭寇徐州,攻相縣」 という記述がみえる。『宋書』にしか見えない謎の固有名詞がてんこ盛りな一節だが、「索虜托跋開」は北魏の道武帝=拓跋珪なのは明白。ただ「豫州刺史索度…

ホウ統の子の墓か

重慶市で漢代の石室墓が出土しておりまして、これが龐統の子の涪陵郡太守龐宏の墓なのではないかという話が出ているようです。 http://news.xinhuanet.com/yzyd/culture/20121231/c_114213507.htm

謹賀新年

旧年中は弊亭へご来訪いただきありがとうございます。 更新ペースが下がっていたりするわけですが、 一念発起してたくさん書いたりはしないでしょうし、 休んだからといって質が上がったりもしないでしょう。 本年もおそらくいい加減なことを書くと思います…