「八岐の園」

ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』(岩波文庫)の一篇「八岐の園」(El Jardín de senderos que se bifurcan)に、ドイツのスパイで青島大学の元英語教師である兪存(Yu Tsun)なる主人公が登場する。またこの短編中では、雲南省の知事となり、『紅楼夢』より登場人物の多い小説を書き、隠退して迷路を作ったという崔奔(Ts'ui Pên)なる文人の逸話が語られる。
結論からいくと、これらの物語中の人物は歴史的に実在しない。
中国語版の「交叉小径的花园」では、主人公の名を余准と訳しているらしい。
http://baike.baidu.com/link?url=FBnxd8yradoC49MoQm7dF1fRjmFUey5wvf3eqcvPVEf9hgHXri-BqpbTy_hIydefr-VyhwX7Uq6UkLx2wkiXu_
迷路を作った人物は崔鵬としている模様。
http://tieba.baidu.com/p/259097688