女性発明家

前漢の昭帝のころ、鉅鹿の陳宝光の妻が一種の綾織りの機械を発明し、60日で1匹の綾を仕上げることができたという。
また元初の黄道婆は、松江府(現・上海市)の人で、貧家に生まれて幼い頃に養女に出されたが、虐待を受けて崖州に逃亡した。海南島で黎族に紡績技術を学び、元貞年間に故郷に帰って、黎族の紡績器具に改良を加えた新しい紡績機械を製作した。彼女の発明により松江の綿紡績は大いに発達したとされる。