綺麗事でも偽善でもなく自分のために他者の権利を守ろう

はてなのホームレス論争とかで思ってたんですけど。
俺は地元の市役所前の地下とか行かない限りは、
現実的にホームレスとかあまり関係することはない立場です。
俺自身がホームレスになる可能性がゼロだとは思ってないですけど、
現時点では接点があまりないです。
でも俺はホームレスの人権は最大限に擁護されるべきだと思ってます。
ホームレスの人権が守られないような社会は、俺の人権だって危うい社会だと思うから。

「小女子焼き殺す」の杉田君は、
俺だってバカだと思うし、個人的に同情は全くしてません。
でも俺は杉田君は無罪判決を受けるべきだと思っています。
杉田君が実刑を食らうような社会は、俺の言論の自由だって危うい社会だと思うから。
個人的な「ざまぁw」とか「同情の余地なし」とかで、
俺の自由を危うくされてはたまりません。

綺麗事でも偽善でもありません。
俺は俺自身と俺自身の貴重に思うもののために、
俺とは遠いところのものを擁護するのです。
孟子はかつて言いました。
「王亦た仁義を曰わんのみ。何ぞ必ずしも利を曰わん」と。
でも俺は言います。
政治は利害であると。
未だ無限の生産力を持ち得ぬ人類の生存のための利害の調整の過程であると。
俺は利己主義者です。俺は個人主義者です。
社会主義者ファシストのことは知りません。
しかし俺は俺のために他者の権利を(最大限に)擁護すべきと主張します。