レッドクリフ Part2

ジョン・ウー監督の「レッドクリフ Part2」見てきました。派手な火攻シーンは圧巻でした。正直なところ後漢末にはありえない技術のオンパレードなのですが、これは観て楽しむものということで。金かかってんなー。
今回あまりネタバレをしない方向で書くつもりですが、観る予定のある人は以下はやっぱ見ないほうがいいかもです。
Part2の前半はスカした金城諸葛亮とスパイ孫尚香がメイン、後半は周瑜趙雲のふたりが無双状態です。曹操は悪役に徹するかなあと思っていたのですが、案外いい見せ場がありました。驪姫の存在はなんらかの展開の伏線だと思っていたのですが、けっきょく何だったんでしょうね、あの人。サシミのツマでしょうか?小喬の相手にもなっていなかったです。中村獅童甘興はいい味を出していたのですが、やはり予定調和のために作られたオリジナルキャラでしたねえ。
それから関羽張飛に期待した人は、今回は残念でした。これから彼らのことは「だんご3兄弟」と呼ぶべきだと思います。くどくこのネタで引っ張ると、対する呉の連中は「だんご大家族」ですね。って、なんか本筋からずれました。
10万本の矢とか、北西の風が東風にとか、曹操が見逃されるとか、演義テイストを改変しながら生かしてましたね。いや最後のは演義以上に不自然でしたけど。