『時間封鎖』

ロバート・チャールズ・ウィルスン著/茂木健訳『時間封鎖』(創元SF文庫)
読む前から面白そうな予感がして、予想通りに一気に読めたらこりゃ幸せだなあ。ハードSFみたいな外観を持っているけど、実際はハードSFじゃない。イーガン『宇宙消失』に似ているという話があるけど、実際には似ていない。むしろ大がかりなミステリー仕掛けということで、J・P・ホーガンに似てるんじゃないかと思う。荒唐無稽な設定を楽しみ、「動機」を推理せよ。直接的コンタクトのない「ファースト・コンタクト」におおのけ!

時間封鎖〈上〉 (創元SF文庫)

時間封鎖〈上〉 (創元SF文庫)