ふたつのジャライル王家

ちょっぴり世界史っぽい話。
モンゴル帝国を構成した部族のひとつジャライル部はふたつの王家をもつ。
モンゴルの四駿のひとりムカリの子孫たちは、大興安嶺周辺に所領をもつ元朝の諸侯王の家柄となった。このジャライル王家はナハチュの代に明朝に降っている。
ジャライル部のなかでもフレグの西征に従った連中は14世紀にジャライル朝を建国する。
現代でいうところの中国の東北地方とイラクに別のジャライル王家があったという話。