胡同のひまわり

まずツッコミふたつ。
二十歳の青年がいい歳した中年に力負けして列車から引きずり降ろされるなよ〜。
母親がこだわってるのが「アパート」ではニュアンスが伝わらない。ここは違訳してでも「マンション」にすべき。
さておき、息子に自分の挫折した夢を押しつけて非道な親父だなあとか、悪ガキのすることは万国共通だなあとか、二度の堕×シーンはどうなのよとか、生々しすぎる出産シーンは意外と日本映画では表現できないのではとか、安直な感想をいだきつつ、しんみりもできたし、楽しむこともできた映画でした。
北京の胡同のたたずまいというのは、現在進行形で失われていってるわけで、当代歴史映画というおもむきもありました。唐山地震とか反四人組デモとかこりゃホント歴史だねえ。