『リトル・リトル・クトゥルー』

リトル・リトル・クトゥルー―史上最小の神話小説集

リトル・リトル・クトゥルー―史上最小の神話小説集

東雅夫編『史上最小の神話小説集 リトル・リトル・クトゥルー』(学研)
まず表紙の絵からいいですね。
http://ec3.images-amazon.com/images/I/51jnR3-h50L._SS500_.jpg
眼が飛び出していて瞬きしない。のっぺりしていて鼻がつぶれている。両眼の間隔が開いていて口は裂けている。言ってしまえば蛙男で、どこからともなく魚の臭いが…。これが人間のなれの果てだから、恐怖というかおぞましい。クトゥルー信者の特徴をユーモラスに捉えた絵です。

ということで、800字縛りのクトゥルー神話ショートショート集です。短いがゆえの一発アイデア勝負。シリアスからユーモアまでさまざまです。いいなあ、ダゴン密教団日本支部。いいなあ、手乗りクトゥルー。いいなあ、ショゴたん。いいなあホンダのバイク。

ところで賈雍の話のもとはこれですね。
http://blog.goo.ne.jp/ophelia-biz/c/35933b13844a44960a3907b0e7b1385b