森福都『琥珀枕』

森福都『琥珀枕』(光文社)読了。
アイテムとアイディアで勝負してるミステリー風味の連作短編集。
前漢の東海郡蘭陵県(現山東省棗荘市)が舞台で、神仙人鬼と犯罪入り乱れる珍しいつくり。
トリック・どんでん返しもさることながら、表題作ほか「悪」の魅力を感じます。
こういうのがさらっと書けてしまうのが、凄いですねえ。