二十等爵

秦の商鞅の変法によってはじまったとされる二十等爵。軍功を賞する制度であり、一般庶民から貴族まで、どれかの爵位を持っていたとされる。第八位の「公乗」までが民爵であり、第九位の「五大夫」以上が官爵である。
1.公士
2.上造
3.簪褭
4.不更
5.大夫
6.官大夫
7.公大夫
8.公乘
9.五大夫
10.左庶長
11.右庶長
12.左更
13.中更
14.右更
15.少上造
16.大上造
17.駟車庶長
18.大庶長
19.關内侯
20.徹侯(通侯、列侯)
秦・漢の古代帝国の背骨を支えた二十等爵の制度だが、魏の咸煕元年(264年)5月、五等爵制の復活によって消滅した。ただ「関内侯」などは一種の品級として南北朝時代まで残った。