盧照鄰は盧植の子孫

『文物』2007年第6期の記事「洛陽唐盧照己墓発掘簡報」を読んで知った小ネタ。
唐の盧照鄰は、後漢盧植の十六世の孫。

2005年に洛陽市洛南新区で春秋から唐・宋にかけての墓130基あまりが出ているんだけど、その中に唐の盧照己の墓があって副葬品や墓誌が出ているという記事。墓誌によると、盧照己は、字を荕之という。范陽郡涿県の人で、漢の侍中府君植の十六世の孫。照己は唐の銀青光禄大夫・金州刺史・上柱国まで上り、開元十一年(723)に73歳で亡くなっている。この人の亡兄が盧照鄰・盧照栄というらしい。…ということは、間違いなく初唐の四傑のひとり盧照鄰の弟さんの墓誌であり、盧照己が盧植の十六世の孫なら、盧照鄰だって盧植の十六世の孫になるわけである。

解説不要とは思うけど、盧植蜀漢先主劉備の師匠だから、三国志の人物の子孫というネタになるわけね。ルーツ君が喜びそうな話だなあ。( ^ω^ )