2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧
イアン・ワトソン『スロー・バード』(ハヤカワ文庫)
漢の高祖劉邦の左の股に七十二個のほくろがあったり、晋の宣帝司馬懿の首が百八十度回ったり、唐の高祖李淵の乳首が三つあったり、中華皇帝たちの伝記には、体つきからして常人とは違うのだというのだという話が多い。始皇帝からして「鼻が高く目が長く、胸…
外務副大臣のブログめぐり罷免要求(Apes! Not Monkeys!) 記事そのものよりコメント欄が面白いから引用。
Googleマップの中国版が最近できたらしいのだが、とりあえず遊んでみる。 西安 洛陽 成都
続集とは入手順逆になったけど、『唐代墓誌匯編』上・下巻ゲット。唐代墓誌3600件あまり。偽作の明らかな墓誌も史料価値のないものを除いて収録する方針らしく、冒頭からいきなり「僞」だったので笑った。 李神通の墓誌とかあるなあ…。
とりあえず笑いすぎて、腹筋よじれました。 翠+蒼画像900連発 銀画像900連発 フリーザ様
もし世界が128人の天皇だったら(社会派DS) これは面白い。 「もし世界が〜人の中華皇帝だったら」は可能かどうか考えたけど、分裂時代の扱いが難しいうえに、自称皇帝を入れるかどうかも問題。自称皇帝を入れると、おさまりつかなくなる。安易な追随ネタは…
中国大陸のサイトのあちこちで「毛主席最為推崇的古代将軍−陳慶之」というコピペが出回っている。
えすのサカエ『未来日記』(角川)は、由乃ちゃんが人畜有害なことをあれこれ考えてるときの一瞬の可愛さが物語の背骨になってるよね。 「サイコ萌え」という造語を献呈しようと思ったら、 ここらへんでとっくに使われてた。orz さて、今日はゴミ記事ばかり…
PEACH-PIT『ローゼンメイデン』は、基本的に名言が多いと思ってるんだけど、中でもいちばん痺れるのが7巻Phase38。 言葉にできる寂しさは誰かが慰めてくれます 言葉にしない悲しみは自分で乗り越えていくしかないのです お前が言うか、翠星石! 含蓄ありす…
シシシシシ(404 Blog Not Found)から 施氏食獅史(Wikipedia)
「はてブ」と社会系個人ニュースサイトのレベルの低さ(tukinohaの絶対ブログ領域) うちも大概ノイズ発信ブログで、いま書いてる記事からしてゴミなんだけど、「多数派の意見に乗っかるだけで、異論を唱えたり自論を展開したりすることの出来ない個人ニュー…
Wikipediaの楊素の項をほぼ全面的に改稿させていただきました。前に指摘した楊震がらみの件もひどかったけど、楊素の父の楊敷の死去の事情や、楊素と北周武帝との関係とか、楊素の官歴の順序とか、以前の記事はもう噴飯ものの域に達していたので、修正をはじ…
さて、予告通り『唐代墓誌匯編続集』所収の李密墓誌について。 『全唐文』巻141に魏徴による「唐故邢国公李密墓誌銘」が収録されていて、伝世のものだったりするわけですが、出土した「唐上柱國邢國公李君之墓銘」とはかなり異同があったりします。 『全唐文…
Wikipediaの楊震の項。件のルーツの人が加筆したと見られる部分はやはりイタさがにじみ出ている。
長らく入手困難表示が出ていた『唐代墓誌匯編続集』がどうも入手可能になってるみたいなので、書虫で注文してゲット。また人を撲殺できそうな分厚い本だ。『唐代墓誌匯編』に収録されなかった唐代の墓誌1564件の誌蓋・誌文がかきあつめられている本。年代順…
wikipediaの弘光帝の項 結局は清の舒爾哈斉の軍に囚われ北京に送られ、翌年殺害された。 舒爾哈斉って太祖ヌルハチの弟シュルガチのことでしょ。……ありえねえ。 ちゃんと調べないといけないけど、弘光帝(朱由崧)を捕らえたのは田雄・馬得功じゃないかな。 …
隋唐小ネタ。 大業十三年(617)二月に上谷郡を落とした王子英(『隋書』巻四)と、十一年(615)に起兵した漫天王こと上谷の王須拔(『隋書』巻四、『新唐書』巻一、『資治通鑑』巻一八二ほか)は、やはり別人なのかな。隋末の上谷郡の状況がよく分かんねえ。 …
以下の文は、教育上よろしくないので、一億歳以下の未成年は読まないことを推奨します。 ついでにフィクションであり、実在の人物や事件ともたぶん関係がなく、端的に言って筆者も書いたことに責任を取る気がありません。(笑)
社会に潜む魑魅魍魎─「触手人間」が急増中、専門家が警告(bogusnews) 言わずもがなですが、このニュースの元ネタのひとつは、「食指が動く」の故事(『春秋左氏伝』宣公四年)ですね。鄭の公子宋がこんな使われかたをするとは想像の埒外でしたけども。
http://blog.koeicn.com/viewthread.php?tid=189395&extra=page%3D2 ええと拙作は16世紀じゃなくて17世紀覇権なんですけどね。 『明史』上有伝の人物すべからくは網羅できてません。 呉三桂はいるんですけどね。中文環境では「呉」の字が化けてるのかなあ、…
全く予定になかった大阪に出ました。 なんばの古書センターで『元の大都』(中公新書)とか『騎馬民族史1正史北狄伝』(平凡社東洋文庫)とかを買い、 日本橋の虎の穴で同人を漁り、 またなんばに戻ってお好み焼きを食い、 また日本橋にいって上海新天地で…
神戸・元町「老祥記」で豚饅頭を食べる。やたら脂っこいけど、やっぱり美味しいですね。
何年かぶりに神戸に行きました。 神戸市立博物館で古代エジプト展見ました。土曜日ということもあってすさまじく混雑しており、見る前から疲れました。 エジプト関係のものを見たのは、たぶん2000年のエジプト文明展in松山以来のことでしょう。 ミイラの3D…
楊広(隋の煬帝) ├─────────────────────┬──────┐ 元徳太子楊昭 斉王楊暕 趙王楊杲 ┌──┴──────┬──────┐ │ 楊侑(隋の恭帝) 燕王楊倓 越王楊侗 楊政道(突厥の擁立した隋王、のち唐に帰順) │ 楊崇禮(唐の太府卿) ┌────┼────┐ 楊慎矜 楊慎餘 楊慎名 煬帝…
中野美代子『乾隆帝 その政治の図像学』(文春新書) 18世紀、清の乾隆の盛世を築いた清高宗愛新覚羅弘暦君の伝記。かれが作らせた絵画や庭園からその政治的位相を読み解いていく。 皇帝在位60年、生涯に5万首の詩をものし、カスティリオーネらのパトロ…
中国論文下載中心−歴史学論文 HTMLだから面倒くさくないし、免費(無料)で見られる論文がけっこうある。
唐の柳亨(?-655)の伝が腐女子に喜ばれそうな件。 『旧唐書』巻77列伝27をテキトーに簡略化。 柳亨は、蒲州解県の人で、西魏の尚書左僕射柳慶の孫である。父の柳旦は、隋の太常少卿・新城県公であった。柳亨は、隋末に熊耳・王屋の二県長を歴任し、李密に仕え…