趙翼『陔余叢考』巻三十五より 漢寿亭侯 関壮繆が顔良を斬ると、曹操が上表して漢寿亭侯としたのは、『三国志』に見える。先主〔劉備〕が即位したとき、勧進表に漢寿亭侯関羽・新亭侯張飛と名を列しているのは、さらに証しとすべきである。『宋書』に、王鎮…

予告どおり「驚異の地下帝国 始皇帝と彩色兵馬俑展 〜司馬遷『史記』の世界〜」 in 広島 http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp/exhibition/Heibayo.html 行ってきました。 展示の主役は彩色兵馬俑と『史記』関連ですが、裏のテーマは秦・漢の皇帝陵周辺の文物で…

書虫に注文してた趙翼『陔余叢考』（中華書局）が届きました。 清朝考証学の趙翼の史論です。『廿二史箚記』と違うところは、話題が正史に限定されていないところでしょうか。 標点がいつもの中華書局本と違うというのが第一印象。 パラパラめくっていると、…

松川節研究室 『元史』太祖本紀の和訳や『元史』耶律楚材伝の和訳が公開されている。

金沙遺跡博物館開館したらしいよ。 http://www.sc.xinhuanet.com/topic/jsyz/index.htm 三星堆もそうだけど、古代蜀文化というのは、僕らの知ってる中国とはどこかが切れてると思う。 あまりに非中原的でシャーマニックな文物の数々、「金人面像」「太陽鳥」…

Ｇ・Ａ・ランディス『火星縦断』（ハヤカワ文庫） 火星サバイバルＳＦ。だいぶ寝かせておいたが、いざ読み出すとすっと読めた小説。 2028年、第三次有人火星探査隊は火星に降り立った。しかし帰還船の事故のため、予定されていた通常の方法では地球への帰還…

公益書庫 熾天使書城

「Internet Archive Wayback Machine」でリンク切れのなつかしいサイトを掘り出す。文字化けするので、エンコードは日本語を適宜指定のこと。 「falling TO the sky」 http://web.archive.org/web/20030813010517/http://www.aya.or.jp/~ein/dan/ 「spiritua…

相変わらずたわごとだが、モンゴルのコルチン（科爾沁）部が後金（清）の初期の勃興に果たした役割はたいそう大きいように思える。単なる愛新覚羅家の姻戚ってだけでなく、モンゴル・ハルハ諸部とかに与えた心理的影響も大きい気がしている。 でもさ、マング…

ここらへん http://myweb.hinet.net/home10/manjusibe/e.htm からパクってみた党項首長−定難軍節度使−西夏皇帝の系図 □ ┌───┤ 拓跋赤辞 □ │ 拓跋思頭 │ 拓跋守寂 │ □ │ 拓跋乾暉 ┌───┤ □ □ │ ├────┐ 李思忠 拓跋思恭 李思諫 │ ├────┐ 李仁顏 李仁佑 李仁福 │…

さて、モンゴル史書『アルタン・トプチ』のさわりだけ。いつもながらテキトーで無保証な超訳。

社会の面白法則一覧（FIFTH EDITION） http://blogpal.seesaa.net/article/38453267.html きちんとした証明を経た法則というより、箴言・アフォリズムの類のほうが多そうですね。 通俗的な経験則や社会的な事象への辛辣な風刺が含まれていて、たいへん面白い…

「積ん読が多すぎる」 http://sagisou.sakura.ne.jp/~sakuchin/kazumi/02/34.html 世の中、お仲魔がいっぱいいるようです。

ジャストシステム、「一太郎」の脆弱性修正モジュールを公開(INTERNET Watch) http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/04/10/15379.html とのことなので、一太郎-ATOK派のあっしとしては当ててみました。

ソグド人の墓誌はネットで色々拾えるなり。

「武則天って中国唯一の女帝だよね？」 「違うよ、女媧がいるじゃないか」 「女媧は伝説の人物で歴史人物じゃないでしょ？」 「でも三皇のひとりだよ」 「あやしげな話だねえ」 「武則天だって、即位をこじつけるために大雲経だの洛書だのあやしげなアイテム…

谷川流『涼宮ハルヒの分裂』（角川スニーカー文庫）読んだので、以下ネタバレややあり、超憶測あり。

以前書いた記事と絡むやら絡まないやら。 Wikipediaの「曹仁」の項に、現在次のような記述があります。（Wikipediaは常に改変可能なので、いずれ消えるかもしれませんが）

http://www.youtube.com/watch?v=Ok9EWXx9l3Q 最初はマトモなのに、どんどん笑いを取りに走っていく。なかなか重厚なつくり。作者乙だ！

「驚異の地下帝国 始皇帝と彩色兵馬俑展 〜司馬遷『史記』の世界〜」 http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp/exhibition/Heibayo.html ２００７年４月７日（土）〜５月２０日（日） 広島県美らしいので、行ってみるかなあ、ゴールデン・ウィークあたりに。混む時…